時は、西暦2020年2月、赴任準備は予定通りに進んでいく中、毎日の報道ニュースから、コロナの発生元の中国では、中国共産党の強権発動で国をあげての感染拡大の封じ込め作戦。それでも感染は止まらない。続く、世界のニュースでは、中国から拡散されたコロナウイルスで、あちらこちらで感染者数のカウントが始まった。
赴任地ベトナムにも、とうとうウイルス襲来
ベトナムからの現地情報によると、①中国からの入国者を拒否、②祭典、スポーツイベントの中止を政府通知として発令。2020年2月下旬、海外からの入国制限と海外からの入国者への隔離義務を要請。
感染が発覚した地区の完全封鎖による感染防止策や、マンションのような集合住宅での感染では、建物の全棟全室封鎖ということで、健康な人も身動き取れずの、中国さながらの状況との事。そんな対策にも関わらず、感染者数の発表は、日増しに増えるばかり。
2020年3月22日ベトナム政府は、とうとう鎖国を発令
いざ、これから赴任地へという時に、ベトナム政府による「待った。」が掛かった。当然、日本発、ベトナム行きの国際線航空路もSTOP。
私の辞令はどうなるの?スーツケースに、一旦いれた荷物を、持ち出しては、又、戻す。
ベトナム政府の鎖国判断が早かったこともあり、ベトナム国内では、行動制限はあるものの中国のような医療崩壊にならず、感染は散発的に起きているけれど、大混乱を回避しているという状況は東南アジアの中では、優等生。当時は、赴任地の状況を、日々チェックするのが毎日の日課となっていました。赴任予定4月が白紙に戻り、予定は???、飛行機の運行再開はいつから?全てが???。